お知らせ

昨今では、様々な業界で人手不足が課題となっています。

その中でも、物流・倉庫業務は特に労働力不足が深刻な分野の一つです。

そうした背景の中で、業務効率化・コスト削減の重要性は今まで以上に増していると言えます。

「物流標準化促進事業費補助金」は、物流効率化の取組を推進することが目的の補助金です。

フォークリフトやラック、バレタイザーなどのパレットを運搬・荷役する設備の導入を支援します。

この補助金を活用することで、レンタルパレット導入に伴う初期投資を抑えつつ、効率的な設備を導入することが可能となります。

この記事では、物流標準化促進事業の概要について、わかりやすく解説していきます。

物流標準化促進事業費補助金とは

対象となる事業者

レンタルパレットを導入し、かつそれを主に輸送用に用いる物流事業者、倉庫事業者、荷主等が対象となります。

ただし、レンタルパレットの提供は指定の共同管理主体から受ける必要があります。

現在は以下のレンタルパレット事業者が指定されています。

共同管理主体名	加盟レンタルパレット事業者
TRAX_OPF	三甲パレットレンタル株式会社
	株式会社ワコーパレット
レンタルパレット協働運用事務局	日本パレットレンタル株式会社
	ユーピーアール株式会社
	日本パレットプール株式会社

対象となるレンタルパレット

対象となるレンタルパレットは、標準規格として一定の基準を満たしたもののみとなります。

片面・両面使用形や、二方差し・四方差しはどちらにも対応しています。

調達形態がレンタルでなくてはならない点には注意が必要です。

平面サイズ	1,100mm×1,100mm
高さ	144～150mm
材質	<JISZ0601 8.材料に記載された素材> ・木製パレットは、使用する樹種があかまつ、くろまつ、ダグラスファー、からまつ、つが、ぶな、クルイン、カプール、タウン、カロフィラムまたはこれらと同等以上の強度をもつもの ・プラスチック製パレットは、使用するプラスチック素材が再生資源として利用できるもので、ポリエチレン、ポリプロピレン及び不飽和ポリエステルか又はこれらと同等以上の品質をもつもの
最大積載質量	1t

補助対象経費・補助額

補助対象経費

パレット導入事業者が、共同管理主体から提供を受けるレンタルパレットを利用するうえで必要となる設備、機器類、システム等の導入・改修を行う取組やその他付帯する業務が補助対象となります。

パレットを導入・活用するための投資が対象となる補助金なので、パレットをレンタルする費用自体は対象ではない点には注意してください。

具体的には以下の通りです。

設備	詳細
パレットの導入に伴う搬送設備等の導入費用、改修費用、処分費用	パレットを運搬・荷役する設備 ・バレタイザー ・ラック ・ハンドリフト ・フォークリフト ・パレットローラー ・垂直搬送機 ・フィルム包装機 ・輸送、保管ボックス ※上記以外でも、パレットの導入に伴う設備として必要と認められた場合は、補助対象となります。
現有自社パレットの処分費用	標準使用パレット導入にあたって不要となった既存パレットの処分費用

補助額

補助上限額	1事業者あたり、最大600万円
補助率	1/2

スケジュール

また、導入した設備は、2025年1月24日までに稼働している必要があります。

導入設備の納期をしっかり確認しておくようにしましょう。

まとめ